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改めて鍼灸治療について知りたい

近年、海外でも「鍼灸治療」への関心は高まり、WHO(世界保健機構)は、鍼灸などの東洋医学の見地から疾患の新しい分類法を検討するなどの試みもスタートさせています。心身のバランスを整え、病から回復させる効果があるとされている鍼灸治療ですが、古くからある伝統医学であるにもかかわらず、日本人でも詳しいことは知らないという人も多いようです。鍼(はり)は、直径0.14から0.34mm位のはりを皮膚に直接刺す方法で、刺した状態で振動させることもあります。微細なはりを使用するため、痛みはほとんど感じません。一方の、灸(きゅう)はヨモギの葉を乾燥させて作った「もぐさ」を肌の上にのせて火を付けます。それぞれ「はり師」「きゅう師」という国家資格を保有する人が施術を行うことが出来、その二つの資格どちらも持っている鍼灸師が多いです。東洋医学の世界では、体内をめぐる「気」や「血」の循環バランスが悪くなった時に病気を引き起こすという考えがあります。それらのエネルギーが交わるポイントを「経穴(ツボ)」と呼び、そのポイントに刺激や熱を与えることで循環を良くしていくという論理です。

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